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15/06/2022

『イチモクの会』第38回定例会@Skype(オンライン)

 『イチモクの会』第38回定例会@Skype(オンライン)

日時:6月19日(日)14時〜16時(日本時間:21時〜23時)
◎リンク先をクリックしてください。スカイプをお持ちでない方も参加できます
テーマ:『選挙・投票に行こう、ドイツからも一票を』
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参議院選挙(6月22日公示・7月10日投開票予定)前に『選挙』をテーマに皆さんと意見交換する予定です。

・ドイツから投票できるの?
・在外投票に必要な手続きってどうするの?一部オンライン化ってホント?
・今さら聞けない『選挙区』と『全国比例』って何?
・候補者たちの政策ってどこでわかるの?
・在外投票では選べなかった『国民審査』。最高裁で『違憲』と認められたってホント?

などなど、選挙制度から今回の参議院選挙の争点など、情報交換も兼ねて、参加者の皆さんと選挙について話し合っていく予定です。在外投票率は2%とかなり低いことで知られていますが、その一つに投票制度の手続きの煩雑さがあると思います。

『イチモクの会』では、地元・シュトゥットガルト名誉領事館で投票できるように出来ないか?などの働きかけなども行なってきました。フランクフルト、またはミュンヘンの領事館まで投票に行かなくてはいけないのは交通費も時間もかかるし正直大変、スケジュール的に難しい、そんな風に思っていらっしゃる方々もぜひご参加の上、意見をお寄せください。声が大きくなれば、制度も変えていけるかもしれません。

『生活は政治』と考えている私たちは、環境に負荷がかからない暮らし方、身体にも環境にも優しい食生活といったテーマと同じように、政治の話もしています。天気の話と同じように、政治の話もできるようになるといいな、そんな風に思っています。特定の支持政党を持った集まりではありません、多くの皆さんの参加をお待ちしています!
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もう一つお知らせです。

重要な案件がパブリック・コメント(意見募集)にかけられています(締め切り:6月17日23:59まで
【福島第一原発でALPS処理された汚染水の海洋放出に関する意見を募集中】


『イチモクの会』4月定例会は、福島県会津若松市で、『放射能から子どものいのちを守る会』及び、『会津放射能情報センター』の代表をされている、片岡 輝美さんにお話しいただきました。
片岡さんは、福島県にて汚染水の海洋放出に関する署名・スタンディングなど、市民側の代表として、積極的に活動をしていらっしゃいます。2015年からイチモクの会のメンバーが片岡さんと繋がり、現在に至るまで会を通して現地での活動内容をリアルタイムで教えていただいています。

ぜひこれを機に、今日本で何が起きているのかを知ってください。
そして、できればこの汚染水海洋放出に関して、ひとことでも意見を提出していただきたいと思います。『イチモクの会』はこれまで汚染水の海洋放出に対して、市民団体として反対署名を提出してきました。このパブリックコメントは個人が意見を表明できるものです。

難しい内容を書く必要はなく、市民が反対しているのか、それとも容認しているのかを政府が知る指針にするものです。
安全面が心配、地元市民の声を聞いてほしい、そういった簡単な一言でも十分な意見表明になります。

拡散、転送ご自由にどうぞ!
よろしくお願いします。

⏬参考資料はこちら⏬

◆FoE Japan制作『海洋放出決定から一年:ALPS処理汚染水に関する動画』3本。(それぞれ2分20秒以内です)
https://foejapan.org/issue/20220413/7467/?fbclid=IwAR2rPhXZqaImearbrVol05mDD3lbBVrtvALMuzzZbsdoXSxpmX__Ben1vro

◆4月13日、これ以上海を汚すな!市民会議が、NGO団体とオンライン記者会見を行いました。この記者会見に、片岡さんも発言されています。
https://youtu.be/aG3r1vTBBsc

◆片岡さんが代表をされている『会津放射能情報センター』について。
………………………………………………..
『イチモクの会』のブログもどうぞ。
原子力防災手帳】掲載中!
Stuttgart中心地から25キロ圏内に、現在も稼働中の原子力発電所があるのをご存知でしょうか。(Necharwestheim、EnBWに電力を供給しています)
この原発で事故が起きた際に、何をすべきか、注意点や安定ヨウ素剤の配布、服用など、ドイツ政府が注意事項をまとめたものがウェブ上に掲載されています。それを『イチモクの会』で1年かけて翻訳をし、日本語で読みやすいように編集したものです。

「イチモクの会」第37回定例会@Skype

 「イチモクの会」第37回定例会@Skype 


日時:5月22日(日)14:00~16:00/ 日本時間 21:00~23:00

内容:

2020年よりオンラインでの定例会を続けてきたイチモクの会ですが、ようやく以前のように対面での活動も徐々に始められる時がやってきました。

まだ計画の段階ではありますが7月にStuttgart日本人会主催の夏祭りで「イチモクの会」としてバザー出店する予定です。

今月の定例会では、このバザーでどんなことをやりたいか、アイデアを持ち寄りましょう。

今メンバーの間で出ている案は、鍋帽子キットの販売、みつろうラップの製作・販売です。

電力削減方法やゼロウェイスト活動については、昨年定例会でとりあげたテーマでもありました。2年間皆でオンラインで話し合ってきたこと、また個々人が考えてきたことは新しい活動に繋がっていくことでしょう。
夏のバザーがその第一歩になればいいですね。皆さまのアイデアとご参加をお待ちしています。

 参加方法:https://join.skype.com/AlCjOYI0vfmL スカイプをお持ちでない方も参加できます。

第36回定例会@Zoom

 「イチモクの会」第36回定例会@Zoom 


日時:4月24日(日)14:00~16:00/ 日本時間 21:00~23:00

内容:汚染水の海洋放出 ~決定後一年を過ぎて~  
 前半・片岡 輝美さんからのお話   
 後半・質疑応答

参加方法:Zoomミーティング


◆片岡さんが代表をされている『会津放射能情報センター』について

◆FoE Japan制作『海洋放出決定から一年:ALPS処理汚染水に関する動画』3本をご紹介します。(それぞれ2分20秒以内です)
https://foejapan.org/issue/20220413/7467/?fbclid=IwAR2rPhXZqaImearbrVol05mDD3lbBVrtvALMuzzZbsdoXSxpmX__Ben1vro

◆4月13日、これ以上海を汚すな!市民会議が、NGO団体とオンライン記者会見を行いました。この記者会見に、片岡さんも発言されています。是非ご覧ください。
https://youtu.be/aG3r1vTBBsc

「2021年4月13日、政府はALPS処理汚染水の海洋放出を決定しました。(中略)処理汚染水には、トリチウム以外にも、ストロンチウム、ヨウ素、セシウム、プルトニウムなど多くの放射性物質が残留しています。しかし、東電がALPS除去対象の62核種およびトリチウム、炭素14の濃度を測定・発表しているのは一部のタンク群のみです。(中略)私たちは、これ以上、放射性物質で海を汚すことに反対します。これ以上汚染水を発生させないために、長期的・抜本的な遮水対策を行い、地下水の流入等を防ぐ措置をとるとともに、処理汚染水を海洋放出するのではなく、大型タンクによる保管やモルタル固化処分を行うことを求めます。」

19/03/2022

「イチモクの会」第35回定例会@Skype 開催のお知らせ

日時: 3月27日(日)14001500/ 日本時間 21002300


内容:

今年夏に行われる参議院選挙を前に、映画『選挙2』監督/製作:想田和弘,2013年)を観賞し、再び選挙について皆で考えてみます。


昨年8月のイチモク定例会で取り上げた映画選挙』。日本の選挙の実態に迫ったこの“観察映画”は、表面的には見えてこない選挙立候補者や政党の思惑をあぶり出し、慣習として続く日本の選挙制度は「一体誰のための選挙?」と考えるきっかけを与えてくれました。

今回は、事前にその続編『選挙2』を各自で鑑賞した上で、他人事ではない「私たちのための選挙」について、自由に意見交換しようと思います。

映画は以下のサイトからご覧になれます。

◎予告編   https://youtu.be/pe3UR0j5wyI

公式HP  http://senkyo2.com/ 

◎本編(有料400円) :  Amazon Prime Video

https://www.amazon.co.jp/%E9%81%B8%E6%8C%99%EF%BC%92-%E5%B1%B1%E5%86%85%E5%92%8C%E5%BD%A6/dp/B087Z7F9HM

 

 参加方法https://join.skype.com/AlCjOYI0vfmL 

*スカイプアカウントをお持ちでない方も <ゲストとして参加> で参加できます。


※参議院選挙は今年7月に予定されています。初めて海外からの在外選挙を行う場合は、さまざ

まな事前手続きが必要となるため、早めの準備が必要なのでご注意ください。

  https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/abroad.html






20/02/2022

【活動報告】第33回『イチモクの会』定例会報告

日時:1月30日 (日) 13:00~15:00 
場所:オンライン(Skype) 
◎2022年に『イチモクの会』で、何をやりたいかアイディアを出して話し合った。
 
 1月 新年会・今年の計画についての話し合い 

 2月 シュトゥットガルト防災手帳を完成させる・総会 

 3月 『フクシマ』会津放射能情報センターの片岡さんからお話を聞く(仮)、
ネッカー・ウェストハイム・デモ、
 
 4月 『選挙2』 を鑑賞・選挙を考える(夏にある参議院選挙を前に) 
 (予告編)https://www.youtube.com/watch?v=nalmdexTHes 
 (アマゾンプライム)https://www.amazon.co.jp/選挙2-山内和彦/dp/B087Z7F9HM 

 5月 バザー・共同購入打ち合わせ 

 6月 バザー・準備 (『鍋帽子キット』作成など)

 7月 【イベント】バザー・共同購入会@Ekiz (場所・仮) 

 8月 映画『主戦場』 
 (予告編)https://www.youtube.com/watch?v=SQq5LvhMi1o 
 (映画『主戦場』訴訟・勝訴ニュース)https://natalie.mu/eiga/news/463494
 (主戦場・ホームページ)https://www.shusenjo.com 
注:裁判中だったからでしょうか、ネット配信等はされていないようです(1月30日時点)。
 今回の勝訴の判決を受けて順次配信されていくようになると思います。 

 ◎9月から12月までの予定は別途話し合う。 

 【定例会の中で情報共有されたもののサイト先】 
 ・映画 『リトル・フォレスト』 https://www.youtube.com/watch?v=2NRqwt6FOjQ 
 ・5ELEMENTE (Bio食材を取り扱う商社) https://www.5elemente-versand.de 
 ・容器持ち込みのお店(Stuttgart) https://www.schuettgut-stuttgart.de 
 ・Bio食材店・有機醤油や洗剤等の計り売りもしている(Stuttgart Mitte) https://www.plattsalat.de

  【2月の定例会・2月27(日)13時-15時を予定】

20/12/2021

【活動報告】第31回「イチモクの会」定例会 報告

 日時:2021年11月28日(日)13:00~15:00/ 日本時間 21:00~23:00

テーマ:我が家のゼロウェイスト作戦

 事前に提案されたビデオ;① https://www.youtube.com/watch?v=Gb0fnonLHwk、② https://www.youtube.com/watch?v=OCrCr1P9ljY

会 場:Skype  

参加者の感想:

〈Aさん〉会を終えて、直ぐにゼロにはできないけれど ゴミゼロを目指してできることから始めようと思いました。まずは大根の皮を干して、切り干し大根にしたり人参は洗って皮ごと食べる等しています。カブの葉も買ったらすぐに塩揉みしてご飯に混ぜて食べました。どれも特別な事ではないですが。会で聞いたドイツのBioのゴミがバイオ発電のエネルギーに変わるというのは今まで知りませんでした。日本ではこの発電方法はまだ一般的でないのでは?と思います。プラスチックゴミをどうにか減らしたくて考えているところです。野菜直売所で買えば個包装を減らせるのかな?とか近所のどこでそういった商品が買えるのか横浜市でもマップ化して欲しいものです。

〈Bさん〉 まず、Zerowast という発想が大切だと思います。

定例会前にいくつかYouTubeのリンクを紹介してもらって見てみたのが参考になったけれど、とてもじゃないけれど、そこまで徹底できないなあ、というのが正直な感想です。

でも、その中のいくつかは自分でも普段から心がけていることもありました。

例えば、私は普段から毎週朝市で買い物をしていますが、果物や野菜は全部そのままカゴやトートバッグに入れてもらうし、紙袋に入れなければいけないものを買う場合は紙袋や布袋も持参します。

また、魚を買いに行くときもタッパーウェアを持参して、直接入れてもらっています。

残念ながら、お気に入りの肉屋は「衛生局が許してくれないから」という理由で、客が持参する容器を拒否しています。

ただ、コンポストにバナナの皮は不適当だということは今回初めて教えてもらいました。

何でも人の話を聞くと学ぶことがありますね。

 また、ドイツではリサイクリングホーフに大抵のものは持って行かれるので、3~4か月に一度は小さなものしかなくても捨てに行っています。

ゴミの回収の日、我が家のゴミバケツは半分以下しか入っていない状態で出されることが多く、自分としてはゴミの量を減らすのが上手くなったと思っています。

 定例会の時には話題にしませんでしたが、最近外を歩いていると落ちている(捨ててある?)  マスクの数の多さが目に余ります。皆さんもお気付きですか?


〈Cさん〉我が家のゴミは4日で10リットルの可燃ごみ袋がいっぱいになる。市の特定の有料ゴミ袋に捨てる。18円。1年で384円。

可燃ごみの半分を占めるのが生ごみ。コンポストにすると、かなり可燃ごみを減らせるが、南向きのマンションバルコニーにコンポストを置くと臭いが近所迷惑になるので残念ながらできない。集合住宅に住む限界を感じる。

私の実家では庭に穴を掘り生ごみを埋めるだけ。因みに私の住む市では土はごみとして受け入れてもらえない。

コロナパンデミックでオンラインでの購入することが多くなり、段ボールゴミが増え益々ゴミが増えて行く。

あまりのゴミの多さにゴミを買っているんではないかと思うくらいである。

特に電化製品や大物家具を買う時はごみになったときに、いくらかかるのか、どこに捨てるのかも考えるようになった。

ごみを減らそうと、プラスチック容器はスーパーなどの容器回収にすてたり、月1の小学校の廃品回収に出したりするが、

日本は特に過剰包装でプラスチックゴミが増えやすい。子供の頃にあった、量り売りが日本でも見直され始めたのはうれしいが、まだまだ我が家の近くには量り売りの店はない。個人の購入する最大のゴミは家ではなかろうか。

日本は家の耐久年数ドイツより25年と遥かに短く、土や木で作られた古い家を壊し、

不燃のケミカルな材料で作られた家ができる。天然素材、オフグリッドの家に住むのが夢である。

今回、ごみ問題をイチモクメンバーと情報、意見を交換し非常に勉強になった。

家庭で手作り洗剤を実践しているメンバーから洗剤作りを学んでいきたい。

年末、不要な物を断捨離しゴミについて再考し、Zero Wasteに向けて磨きをかけたい。


〈Dさん〉他の人たちがゴミを減らそうと工夫していることに、とても興味がわいた。

近所にある量り売りにしているお店を これからは利用したいと思う。


〈Eさん〉ゴミについて改めて考えさせられた。 リサイクルされていくゴミの事を「資源」と呼んで「ゴミ」と区別してみると、家庭での日常ゴミはここドイツでは少なくなっていると思う。考えさせられるのは、粗大ごみ。 まだ使えそうな家具やマットレスなど、大きなゴミとして捨てられているのを見ると、つい「もったいない」と思ってしまう。 先日、子どものオモチャや本、食器などを寄付する場所へ持って行くと「もう一杯なので受け付けられない」、と拒否されて持ち帰った。ゴミになってしまった。これまで、わたしはもしかしたらゴミをよそへ運んでいただけなのかもしれない、という気がしてきた。わたしにとってはゴミとなってしまった物を他の人が使ってくれる、『リユース』という方法が、私の住む地区にも出来ることを期待しつつ、買う時にゴミとなることをもっと考える必要を思いました。ゴミを処分してくれる場所があることにも、有難い気持ちになりました。私も他の人たちを真似して、考えて物を買うことで、ゴミをもっと減らして暮らしたいと思います。

08/11/2021

【活動報告】第30回「イチモクの会」定例会 報告

日時:2021年10月31日(日)13:00~15:00/ 日本時間 21:00~23:00

テーマ:「災害時に私たちを守ってくれる政党は?」

会 場:Skype  

主な流れ:まず、長年ドイツで暮らしてこられたなおこさんから、継続してウォチングしてきたドイツの政治状況についてお話しをうかがい、その後ドイツの政治に関して質疑応答しました。続けて、衆議院選挙当日ということもあり、テーマになっていた災害時に限定せず、選挙戦を通じて感じたことや、日本の政治と選挙について日頃から感じていることなどを気軽に意見交換しました。

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◼️ドイツの政治状況について(話者:なおこ)

◉主要各党の最近の動きと、今年9月26日に行われた4年に1回のドイツ連邦議会選挙の結果。

CDU/CSU:
16年にわたって首相を務めたアンゲラ・メルケルは、2018年にCDU(キリスト教民主同盟)党首を辞任し、AKKとイニシャルで呼ばれるザールラント州首相で同党幹事長の女性のクランプカレンバウアー(現・国防大臣)が後継者として党首を継承したものの、1年余りで辞意表明した。
(旧東ドイツのチューリンゲン州で極右政党AfD(ドイツのための選択肢)の後押しを受けたFDP(自由民主党)のケンメリヒが首相に就任することを承認したものの、強い批判を受けてその後すぐに辞任したため、Linke(左翼党)のラメローが再度首相になった。そういった屈辱的な事態を招くことを手をこまねいて見ていただけのCDUも強い批判にさらされた。この混乱の収拾に指導力を発揮できなかったことが決定打になった。)
元ノルトライン=ヴェストファーレン州首相のアルミン・ラシェットが後任党首となった。党員の間で人気が高かったCSUのマルクス・ゼーダー・バイエルン州首相とラシェットが、連邦首相候補を巡って一騎打ち状態になり、CDU首脳部の後押しでラシェットが首相候補として公認されたものの、今年7月の大洪水被災地へ慰問した際、シュタインマイヤー大統領が演説中に、悲痛な場所にも関わらず関係者と笑顔を見せながら談笑している姿がカメラに撮られたことで、「不謹慎だ」と糾弾され、謝罪に追い込まれる事態となった。これが大きな痛手となったこともあって、総選挙ではCDU/CSU(キリスト教民主/社会同盟)の得票率は、過去最低の24.1%という歴史的大敗となった。

SPD:
一方、他に連立政権を組む相手がいなかったCDU/CSUと仕方なく大連立を組んでメルケル政権を担ってきたもう一つの大政党SPD(ドイツ社会民主党)は、近年は支持率12〜3%と低迷していたが、今年春頃から徐々に人気が上昇し、総選挙ではCDUを上回る25.7%を得票して、第1党になった。オーラフ・ショルツ(元ハンブルグ市長・元党首で現財務大臣)が首相候補であり、次期首相になる可能性が最も高い。

緑の党:
Grünen(同盟90/緑の党)は、ロベルト・ハーベックとアンナレーナ・ベアボックが共同党首で、女性で若い(当時40歳)ベアボックを連邦首相候補として総選挙に臨んだ。一時は支持率がトップに立つほど人気があったが、ベアボック本人の著書の盗作疑惑、助成金申告漏れ、加えて経歴詐称疑惑などの様々なスキャンダルに見舞われて支持率は低迷。しかし総選挙では失速したとはいえ、党史上最高となる14.8%の得票率で躍進し、議会第3党になった。
CDU、SPD、Grünenの3党による競り合いは、これまで使われてきた”duel”(=決闘)ではなく、”Triell”(=3人で戦う)と表現され、そんな新しいドイツ語も生まれた。

FDP:
FDP(自由民主党)は、長らく二大政党に次ぐ第2党として、二大政党のいずれかと連立内閣を組んで国政に参加してきた。
2017年にCDU/CSU、FDP、緑の党が連立政権の成立を目指し、協議はかなり進み、ほとんど出来上がっていたものをほっぽり投げたので、責任感がないとみなされ、しばらく議席を地方でも失っていた。(その結果、現在のCDU/CSUとSPDによる大連立継続となった。)
新自由主義的な政策を掲げる大企業の代弁者的存在であり、クリスティアン・リントナー党首は人気がある。総選挙での得票率は11.5%。

その他:
AfD(ドイツのための選択肢)は、極右民族主義政党で、ネオナチ思想を持つ者も多い。旧東ドイツ地域での支持が厚い。総選挙での得票率は10.3%。

LINKE(左翼党)は、SPDから独立した左派と、旧東ドイツの政権政党の流れが合流してできた左翼政党。総選挙での得票率は4.9%。

今後の政局について

どの政党も単独過半数を得ていないため、連立政権を組む必要があり、CDUとSPDのどっちが連立を牽引するか注目されており、クリスマスまでにはその形が見えると言われている。
有力視されている連立形態は、
・「信号機」と呼ばれている SPD(赤)+Grünen(緑)+FDP(黄)
・「ジャマイカ」と呼ばれている CDU(黒)+Grünen(緑)+FDP(黄)
のいずれかだと見なされており、現在のところ「信号機」連立になる可能性が高いと報じられている。
LINKEの得票率が高ければ、政策的に近い(ベルリン市議会で既に与党を組んでいる)左派連立(SPD+Grünen+LINKE)の可能性もあった。
キャスティングボードを握るのは、第3勢力の緑の党とFDPで、以前の連立交渉失敗を反省を踏まえて、今回は両党間で事前に政策を擦り合わせるための予備的協議を行っている。
しかし、その政策は正反対で、水と油。緑の党は、より厳しい気候保護政策を訴え、アウトバーンの130km/h速度制限や2030年までの火力発電所全廃、そして富裕層増税などを目指している。
一方のFDPは、自由と人権をかざし、市場原理を重視しており、リントナー党首は愛車のポルシェでアウトバーンを疾走するのが趣味であり、緑の党は規制ばかりであると口にしている。
12月10日までにショルツ首相で新政府発足したい意向で、交渉の途中経過は一切報告されておらず、どのような妥協点を見出すのかが注目されている。毎年政府から多額の補助金が出ているが、その中から環境に良くないものを除外していく事業仕分けが実施されるという報道はある。


◼️質疑応答

●若者たちの票の行方は?

総選挙では、若者票は、緑の党とFDPの二手に分かれた。
若者たちは、環境は救えないと嘆いていて、フライデイ・フォー・フューチャーが今も活発に活動しているが、その一方で保守化する若者たちもいる。

●日本では、立候補するだけで600万円かかるため簡単に政治家になれないが、ドイツは?
ドイツも企業献金を受けているし、無所属はほぼいない。
*日本の供託金制度:売名目的の無責任な立候補を防ぐための供託金制度を設けている国は世界でも少ない。衆院選の供託金は小選挙区300万円、比例代表は600万円。小選挙区では有効投票総数の10分の1に達しなければ供託金は没収され、国の収入になる。

●メルケルが長年首相を務めたのは、党への支持ゆえか、本人の魅力か?
CDUに入れておけば、メルケルが首相になるし、それでいいと多くの国民が考えていた。しかし彼女が辞任表明したことで、今回はCDUへの投票が減ったと思う。
2015年欧州難民危機に際して、ドイツは110万人もの難民(多くは北アフリカと中東出身)を受け入れたことで、「ドイツに行けばメルケルが救ってくれる」と思われた。国際的な評価は高まったが、旧西ドイツに比べて経済的に貧しい旧東ドイツ地域では「ドイツはドイツ人のものだ!」という声が拡がり、AfDの台頭を招いた。難民への対応をめぐって党内は分裂状態に陥り、2017年総選挙ではAfDが躍進し、CDU/CSUも連立与党のSPDも大幅に議席を減し地方選挙でも連敗を招いたため、2021年までの任期満了での政界引退を表明した。(コロナ対策への評価などで、支持率は回復していたが、メルケル個人への支持であったと思われる。)

●バーデン・ビュルテンべルク州(BW州)での、緑の党政権については?
クレッチュマン人気で、BW州は緑の党が政権を担っている。党ではなく人で選ばれている。
(ヴィンフリート・クレッチュマン:2011年から現在まで、BW州首相。現実的な政治志向を持つ党内保守派。2011年福島原発事故の影響もあって、脱原発を掲げてきた緑の党が第2党に躍進し、第3党のSPDと連立政権を組んだ。)

●日本は自民党長期政権だが、ドイツも同様にCDUがやってきたのか? 
CDU/CSUとSPDとが交代しながら政権を担ってきた。両党はフォルクスパータイ(Volkspartei:国民政党。1党で支持率40%以上を得る政党)と呼ばれていたが、今はなくなったよねと言われている。労働組合の弱体化で、SPDも弱体化した。

●連立政権の弊害
選挙で勝っても、公約で謳っていたことが果たせないことが多くなる。例えば、少数票しか獲得しなかったFDPがキャスティングボードを握って、翻弄されている。
*2020年テューリンゲン州議会で、AfDの支持を受けてケンメリヒ首相(FDP)が誕生しそうになった。全ての政党は、地方支部に対してAfDとの連立や提携を禁止しているが、今回初めてAfDは「キングメーカー」の役割を演じた。CDUも、SPD・緑の党・LINKEの政権を倒すため、結果的にAfDがFDPのケンメリヒ氏を担ぎ出すことに一役買ってしまった。このためクランプカレンバウアーに対する批判が強まり、同氏はCDU党首を辞任することになった。

●ロビーからの影響
メルケルもロビーに操られている。中国、車産業。

●選挙制度
ドイツも日本同様、小選挙区(人)と比例(党)で2票投票する。選挙権は同じ18歳以上。
大きな違いは、日本は小選挙区重視。ドイツは比例重視。日本では小選挙区と比例代表は別々で当選するが、ドイツではまず比例での獲得数に応じて議席を配分、次に小選挙区での結果を加味する。小選挙区での当選者数が、比例結果によって割り当てられた議席よりも多くなる場合もあるが、その場合は定数を超えて全員当選する。そのため、ドイツでは議員数が膨れ上がっており、議員定数598人だが、今年は700席以上に膨れ上がり、議席を拡張工事した。
また「5%のハードル」が設けられており、得票率が全投票数の5%に至らなかった政党は議席を獲得できない。今回LINKは小選挙区で3議席獲得したため、かろうじて国会に入った。
(第1次大戦後のワイマール共和国時代に小政党が乱立した結果、政治の混乱を招き、ナチスの台頭を許した背景から、政治体制の安定を目指して導入された制度。)

●議員の年齢とジェンダー
日本では老人と男性ばかりの議員だが、ドイツは80代議員は一人だけ。彼は特別で人気と信望があるから。
シュトゥットガルトでも、20代の若者がずいぶん立候補した。

*日本:今回の衆議院選挙の結果、衆院議員465人中、女性は45人、女性割合は9.7%。3月に発表されたジェンダーギャップ指数2021で、日本は156カ国中120位。
平均年齢は55.5歳。80歳以上は4人、最年長は82歳の二階俊博(自民党)。20代は1名のみ、29歳、馬場雄基(立憲民主党)。
*ドイツ:今回の総選挙の結果、連邦議会平均年齢は47.5歳、女性割合は34.7%。新たに23歳の女性大学生、24歳のサイクリスト活動家、29歳のLGBT支持の女性、31歳のイラク移民の議員が誕生している。また、初のトランスジェンダー議員が誕生した。70歳以上の議員は10人。最高齢は、80歳のAlexander Gauland博士(AfD、元CDU)、次いで79歳のWolfgang Schäuble博士(CDU)。

◾️日本とドイツの政治と選挙について、意見交換

●選挙報道

選挙に関して、事前に報道される情報が極めて少ない。そしていつも終わった後にある。

●在外選挙
たった5日のみしか投票できない。在外選挙人証を得るための手続きも郵便投票も面倒で、もっと投票しやすくなればいい。最高裁判事を選べないのも問題だ(→すでに違憲判決が出ている)。
*2019年10月1日現在、在外日本人数は約141万356人。総人口の約1%。

●1票の格差
日本は1票の格差が大きく、地方農村部の票が大きな影響力を持っていて、そんな地方のお年寄りが積極的に自民党に投票している。違憲判決が出ていても変えようとしない。これも政治が変わらない大きな要因だと思う。

●政治的関心への大きな差 *2021年総選挙投票率:ドイツ 76.6%、日本 55.93%。
ドイツの政党は、CDU(倫理的な保守)、SPD(労働者)、FDP(大企業)、緑の党(環境市民)、AfD(極右)、LINKE(左翼)という具合に、政策と支持母体が明快で、その時の情勢や世論に応じて組み合わせながら政治を最適化できるように思える。
日本の場合は、アメリカ型2大政党制を目指すと言われながら、自民党が巨大な保守政党として(大企業・既得権益者・宗教団体をはじめ)あらゆる保守層を呑み込んでおり、公明党(特定宗教の政党)と共産党を除くと、残りはどれだけ右か左かで語られることが多く、政策の違いも支持層も曖昧に感じる。それゆえ、連立政権は単なる数合わせに終始し、国民の声は反映されることもなく、政治への無関心は広がるばかりに思える。
以前のみんなの党や維新など、自民党ではない右寄りの保守政党という枠がずっとあるように思うが、自民党と変わらない。生活者のための政党はどこ?
政治の中で見捨てられてきた社会的弱者の声を代弁しているのは、れいわ新撰組ぐらいでは?

●無党派層の動向
総選挙直前の参議院静岡補欠選での野党候補勝利は、無党派が自民に入れなかったから。無党派層がどう動くかがカギ。

●将来への不安
日本では、どんな政権であれ、将来、いい暮らしできないだろう。そんな空気が蔓延している。老後はもっと心配。どんどん倒産している。危機感はみんな持っている(ものの、政治や選挙に結びついていない)。
(ドイツの若者は、将来や仕事への不安が少ないのでは? との問いに対して)
ドイツでは、最低賃金は上がっているし、セイフティネットがしっかりしているし、子ども達を見ていても将来への不安は少なく明るい。
学費、入学金がかからないのも良い。(といっても、大学生は時間に上限が定められているアルバイトで生活費をひねり出すことが実質不可能なので、親の経済力による不平等はある。)
環境破壊のせいで普通の生活を営むことが難しいと感じ、将来への不安を募らせている若者も多く、それがFridays for Futureなどの積極的な政治参加に繋がっているように
思う。

●脱原発
原発を無くしてくれるなら、どの党でもいい。将来への安全性が期待できるから。
ドイツは来年までに原発ゼロになるが、フランスのマクロン大統領は原発を推進しているし、日本でも原発再稼働・新増設の動きが自民党から高まっている。常に原発はCO2を排出しないと問題をすり変えられ、電気自動車の普及もあって、世界は再び原発依存に傾いていて、小型原子炉の原発に注目が集まるなど、大きな不安要素である。
 
以上。






19/10/2021

【活動報告】第29回「イチモクの会」定例会@Skype 開催のお知らせ

日時1031日(日)13001500 / 日本時間 21002300

内容「災害時に私たちを守ってくれる政党は?」

災害大国である日本では災害時の備えの重要性は当たり前のこととして家庭でも社会でも説かれてきました。備えといえばまず防災リュック、避難場所の確認の事などが思い浮かびますが、きちんとした目をもって政党を選ぶことも備えの一つになるのではないでしょうか。今月の定例会で皆さんと一緒に考えてみたいと思います。


詳細

総選挙を経て、クリスマスまでは、まだまだ揺れ動き続けると言われているドイツの政治情勢。政治家本人よりも政党で選ばれる日本の選挙とは異なり、ドイツでは政治家本人で選ばれているものの、逆に政党が政治家の足を引っ張るなど、日本とは政治状況も風土も全く異なります。

まずは、長年ドイツで暮らしてこられた なおこさんから、継続してウォチングしてきたドイツの政治状況についてお話しをうかがいます。そして「私たちの暮らしと、いのちを守る」という目線から、ドイツと日本の政治と選挙について、日頃から感じていることなどを気軽に話し合ってみようと思います。


会場:Skypeを使ったオンライン開催

 

参加方法https://join.skype.com/AlCjOYI0vfmL 

上記アドレスにアクセスして下さい。どなたでもご自由にご参加できます


*皆さんのご参加をお待ちしてます。 













03/10/2021

【活動報告】第28回 イチモクの会 9月定例会報告

日 時:9/26() 14:0016:00

テーマ:映画「選挙」を観た感想 http://www.laboratoryx.us/campaignjp/

     *事前にamazon prime videoなどで視聴。

会 場:Skype

主な流れ:

前半は、一人づつ映画の感想を話した。ドキュメンタリー作品ならではの生々しいやりとりから感じた違和感がいくつも挙げられ、共通するキイワードが浮かび上がった。

後半は、自民党総裁選挙や、本日のドイツ総選挙の行方など、選挙に関する雑談が交わされた。


次回予定日:1024日(日)14:00~16:00


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<映画から浮かび上がったキイワードと、主な発言録>


「選挙制度がおかしい」

・帰国時に中学の友人が立候補した市長選挙に遭遇。朝7時にもかかわらず大きな音を流していて、ドイツでは考えられないと思った。

・映画を観て、選挙運動は誰もハッピーじゃないと思った。選挙制度がおかしい。

名前だけ連呼する選挙カーはうるさいだけで必要なのか? 以前、危篤の人がいて、選挙カーにうるさいので静かにしてと言った。

・最高裁判所裁判官への(信任)投票があるが、ドイツ(在外投票)では選べない。裁判官の情報がないし、あっても個人のジャーナリストの有料ブログだったりする。


「対話しない候補者」

・選挙期間中は議員と直接対話できるので、街頭演説に出掛けることにしている。それを現在住んでいる千葉で、自民党候補者にしたところ、秘書から止められ、話ができなかった。政治家が市民との対話を拒絶する理由が理解できない。

・日本とは異なり、ドイツでは話を聞きたい人が後援会を作る。


「男尊女卑」

・映画では、奥さんが仕事を辞めなくてはならず、男尊女卑で理不尽。

・家内に「お」をつけるだけで「おっかない」になり、演説会で笑いを取れる。そんな理由で妻を「家内」と呼ばせるシーンに、男尊女卑を感じた。

・(日本の地元の)町内会の宴の席では、必ず女性が配膳する。女性が男性と同じように何もせずただ座っていようとするものなら、男性からではなく年配の女性から怒られる。こうやって次の世代へと、男尊女卑は習慣として受け継がれているように思う。

・未だに、男性は上座、女性は下座。


「古い価値観」

2005年公開の映画だったが、もっと昔の話に思えた。なぜ古いと思ったのか? 服装もそうだが、話されている内容がとても古い価値観を基にしていたからだと思った。最近の選挙も大して変わらないのでは? 地元で先日あった横浜市長選挙では、なぜ自民候補が落ちたのか? 投票率約50%、投票所は長蛇の列で、いつもの時に比べて関心が持たれていた。

・新興住宅地などの新住民や若い世代が多く投票したからでは。それをきっかけに菅退陣につながった(国政を動かした)。

・何代も続いている家などでは、(古い価値観は)特に変わることはないだろう。社会の成長に暮らしの中の成長がくっついていないと感じる。

・山本太郎、立花孝志は、全く違っていたから、叩かれ潰そうという力が働いている。


「挨拶回り」

・映画の中での支持者への挨拶回りを観て、昔先夫の義理の母親の買い物に付き合わされ、「うちの嫁です」と紹介され連れ回されたことを思い出した。

・以前住んでいた田舎で、自民党女性議員候補が人が集まるところに出かけて行き、お茶汲みして回るだけで、マニフェストは一切なかった。政策など中身は全く必要とされていない。


「立候補者に求められるものとは?」

・選挙って何なのか? どうして映画の主人公は、縁もゆかりもなかった川崎の選挙に出馬したのか? 映画では、政治の素人なのに、ただ単に東大卒だっただけで、自民党が見つけてきて組織を使って当選させて、自民党の議席を確保する姿が描かれていた。私たちは肩書きで選びがちではないか。その人がどんな活動をしてきたのかを見極める必要があると思う。

・映画では主人公に常に張り付いて指図していた山際さんが印象的だった。彼は主人公には高圧的な態度だが、支持者の前ではペコペコし、その場に応じてカメレオンのように言うことや態度が変わる。東大卒の獣医で博士で、全く政治とは関係ないのに議員をやっている。

・東大卒だということが大きな理由で、勝った主人公。その人に投票した川崎市民の人たち。40年住み続けて選挙に立候補したが負けた女性候補者。肩書に弱いのは日本人の特徴だろうか? 代々続く家業や寺など、それが足かせとなって苦境に立たされた人々のドキュメンタリーと重なって、深く考えさせられた。組織内の上下関係が体育系、と話す主人公と、実際に元オリンピック選手の政治家から励まされていた場面が笑えた。


「勝ち馬に乗る(寄らば大樹の陰、長いものに巻かれる)」

・なぜ自民党支配が続くのか? 自民党王国の富山では、勝ち馬に乗る(寄らば大樹の陰、長いものには巻かれろ)という心理が常に働いている。政治的に常に権力の側に立つことで、優位な立場を保とうとする。何が正しいかではなく、体制側が唱えることを鵜呑みにして、決して異議は唱えず従い続ける。そうすれば万事うまく行く。そんな心理が自民党を支え続けていると思う。


「ドキュメンタリーの持つ力」

・以前(2017年)、自民党の富山市議会議員が汚職で大量に辞職する事件があって映画化(題名「はりぼて」)されていたが、それを報道した富山のテレビ局職員は左遷され辞職したことがあった。

・全国的に話題になった事件で、自民党議員を総入れ替えする規模(12人が辞職)の大騒動に発展した。しかし、辞職出直し選挙をしても自民党は議席を守った(選挙前より1議席増やして過半数を維持)。仕組みは揺るがないまま、何十年も続いているし、戦後から未だずっと続いているのかもしれない。

(参考:https://www.nippon.com/ja/currents/d00369/?pnum=1 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/638260/

・映画「選挙」は、毎回国政選挙があるたびに多くの人に観られるといい。選挙前にインターネットで期間限定無料配信されたら嬉しい。描かれている構図は、今も、そして今後も変わらずに続く構図だと思うし、多くの人が知るべきだ。


「教育の重要性」

・個を重んじ、一人一人が自分の意見を持って自律できるように教育するドイツ。和を重んじ、集団からはみ出さないように教育する日本。その違いが選挙での投票にも表れているのではないだろうか。

・(全体主義から再出発した)同じ敗戦国でありながら、政治状況が180度異なっている原因は、教育にあるのかもしれない。金髪の若者も、就職活動では再び黒く染め直して、再び社会の枠の中に自らはまっていく。親戚付き合いの中にも(押し付けが)ある。家庭の中のあり方こそ大事だと思う。


「組織票による当選を変えるには」

・映画の中では主人公が勝ったが、それは個人への票ではなく、自民党への組織票で当選した。地縁や古いしがらみに縛られない新興住宅地では、政策本位での投票が可能だと思う。投票に行かない新興住宅地の人が、投票に行くことでしか変わらないのかもしれない。

・(今の古い価値観は)若い世代に交代し、いずれ変わると思う。子どものことを考えると、選挙に関心を持つようになる。(本人補足:私の世代(30代)、特に子どもを持つ親たちは、必然的に市の政策や国政に関心を持つことになります。がそれが実際の選挙と結びつかない。そして選挙は立候補者という人に自分の選択を落とし込まないといけないところに難しさがあります。最低限、各政党の政策や主張、歴史を理解しておきたいですが、それも自分から取りに行かないと自然と耳には入ってこない。もっと大人たちがオープンにフランクに政治について語る場を持って、それを横で子供達が見て育っていく。それが理想です。)

・男性の時代が終わりに近づいていると思う。これまでは女性は稼いでこなかった(ので男性に従属せざるを得なかった)が、今では男性より稼いでいる女性も増えている。意識が変わってきている。

・多数派が意識を変えて行くきっかけが大切。緑の党のルーツには(有名BIOブランドの)ラプンツェルがある。(それもあって政策に生活者目線が生かされ、生活者からの支持を集めて、緑の党は始まった。)生協や生活クラブの活動を通じて、日本でもきっかけが生まれるかもしれない。

・生活クラブの集まりで、政治のことを話す機会は目にしていない。

・生活クラブの政治部門(註:生活クラブ生協連合会の代理人運動部門)である東京・生活者ネットワークは、(1985年より)都議会に議席を持っている。国政でも生活者目線での政治の受け皿が必要だと思う。


18/09/2021

【活動報告】第27回 (22.08.2021)「イチモクの会」定例会議事録 (Web版)

 「イチモクの会」第27回定例会

日時:8月22日(日)14:00 - 16:00/日本時間 21:00 - 23:00 場所:オンライン(Skype)

内容:アヤ・ドミニーク監督制作・ドキュメンタリー『サイレント・フクシマ』を観ての感想・意見交換

1. スイス・アジサイの会主催のアヤ・ドミニーク監督を囲んでのウェブ会議の報告
・アジサイの会の会員でもある、アヤ・ドミニーク監督を含み、日本からの参加者も含め、15人ほどの集まりだった
・福島原発事故後、官邸前に集まるデモが『アジサイ革命』を呼ばれたところから、このスイスで活動する市民グループの名称の由来がある

2. 参加者による感想のシェア

A)・個人の意識が変わることから、物事が変わっていく、そういう時期に来ているのではないかと思った。
・「戦争漫才」について語るマコさんから、映画のタイトルにもある、「サイレント」という言葉について考えさせられた。戦前から戦後と、弱い立場の人々が語らずに隠し沈黙することを、現代でも続ける日本人の在り方は、国の責任だけではなく私たち個々の問題でもあると感じた。声に出して許される、それが本当の自由で民主主義なのではないかと。私たち個人の意識を変えていくことが求められている、そんな時代に来ているような気がしている。
・安倍首相の「嘘」 ばかりか、オリンピックを運営する組織自体が、実は原子力の力に頼っている組織なのではないかという疑惑さえ明るみに出たように思う。共通するテーマを世界中で共有できたことは とても貴重で、今後のドキュメンタリーも楽しみ。

B)
・(社会で起きていることに対して)意識する層とそうでない層の2極に分かれている気がする。その中でも意識して、心ある人たちも、思っていることを表立って行動する人は少ないように思う。
果たして民主主義がいいものかどうなのか、民主主義について疑問を持つようになった。
・今回のオリンピックに関しても、開催されるまでは反対と言っていたのに、始まったらやっぱり観てしまい、観たら感動したと言っている友人たちの様子からも複雑な気持ちになった。
・『アジサイの会』の集まりにはZoomの不具合で参加できずに残念だった。

C)
・メディアに弱い日本人というのが際立って見えた。
・映像が綺麗、そして訴える力が込められていた。
・フクシマから連なる長い電圧線が自宅のコンセントの先に繋がっている、そう自覚させられるシーンが印象に強く残っている。

D)
・政府が国民に対してフクシマを忘れさせようとしていることがショックだった。
・日本でも(フクシマのこと、原発事故のこと)実際に忘れている人が多いんだと思った。

E)
・正直なところ、生活の中で四六時中(フクシマのことを)考えていくのは辛いし、怖いからあまり考えたくない。
楽しく生きていきたい、という気持ちを大事にしたい。
・それと同時に、現状は廃炉の目処が立っていないという厳しい状況にあるということも理解している。
・遠くにある良い未来と今置かれている厳しい現実の両方をみる、二つの視点が必要だと思う。
・五輪が開催されたことで、フクシマがアンダーコントロールではない事が明るみに出た機会になったと思うので、(五輪開催が)悪いことばかりではなかったと思う。

F)
・マコさん・ケンさんが最前線で取材を続けていてくれていることに意義があると思う。
・長野の駅前でオリンピック開催反対のスタンディングをやっている友人がいる。こうして、ひとり一人の行動していく力、それぞれの立ち位置でやれることをやっていく事が大事だと思う。
・Stuttgartのメイン駅で展開されていることから、『表現の自由』についても考えさせられている。

G)
・原発事故後に放射線を浴びても良いという基準値が1から20ミリシーベルトに引き上げられ、食品安全に関する放射性物質の含有量が100ベクレルへと引き上げられたまま現在に至るという事実もしっかりと54分と短いドキュメンタリーの中にしっかりと含まれていて、オリンピックで一切報道されていない、現在の日本の状況を伝える力のある内容だったと思う。
・スイスでは東京オリンピックの開会式の晩に、このドキュメンタリーが放映されたというが、スイスでどのような反響があったのか知りたい。
・日本やアメリカで暮らす友人や家族にも紹介してみたが、共通して(今のフクシマがどのようになっていたのか)『知らなかった』という感想が多く寄せられた。そのことからも、報道の役割についても考えさせられた。

   2026年もよろしくお願いします。 イチモクの会は 地球にやさしい暮らしについて考え、動いて、楽しみたい人ならだれでも参加できる非会員型のサークルです。 健康で緑豊かな土地で暮らしたい。 根っこで繋がりましょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・...